前回の生検から2週間後結果を聞きにいく日がやってきて。
本当に待っている間診察室前のソファではなんとなく「自分がそんな大きな病気になるはずはない」という謎の自信からドキドキはしているもののなぜか余裕の私でした。
番号が表示されて中へ入っていき椅子へ腰掛けたあと先生が「検査の結果なのですが、悪性の腫瘍のようです。つまり乳癌ですね。」
結構・・というかびっくりするくらいあっさりしたがん告知でした。
こちとら人生がひっくり返るくらいの情報なのになんとサラッと言葉にするんだろうと本当にびっくりした経験でした。
のちに色々な人のがん闘病ブログなどを見るとほとんどの人が「あっさり告知」を経験しているようでそうなんだ〜と思った次第です。
まあ先生にしてみたら告知なんて日常の良くある一コマなんでしょうね。毎回神妙に演技するのもね〜という感じでしょうか。
それにまだ治療方法やなんやかんやあって余命が後何ヶ月という状況でない、というのも理由の一つではないかと。
だって切羽詰まった状況だったら「できればご家族の方もご一緒に・・」という連絡があったでしょうに。
元来、調子の良い私の性格上「まじですか〜まさかという感じですね・・・(笑)それは困ったですね〜」なんてその場を取り繕うような言葉を散りばめながら、”私?全然大丈夫よ〜” 的な空気を醸し出すことに全力を出しました。今考えるとなんだか滑稽な自分でしたね。恥ずかしい限りです。
先生のお見立てだと腫瘍自体はそんなに大きくない、手術をすることをお勧めする、その前にもう一度造影剤を使ったCTとMRIの検査が必要。とのこと
残念ながらあまり耳に入ってこない状況ながら次回治療方針について話しましょうと先生に言われました。
診察室を出て待合用のソファに座り込み動けない状況でした。
自然と涙がこぼれてきて、泣いている姿が他の人にバレないように誤魔化しておりましたが午後の診察は人が少ないので助かったな、と思っておりました。
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